今シーズンが終わりました。今シーズンは悔しい思いをたくさんしましたが、来シーズンに向けて期待が持てることもありました。
高校生に関しては、高体連、選手権で3年生を中心にプレーモデルを貫き通し、魂のこもった試合をすることで、チームのミッションでもある「観ている人に感動を」与えることができたと思っています。新人戦では今シーズン壁になっていた函館大谷を倒し、シード権を獲得し、ようやく勝って「観ている人に感動を」与えることができました。
ただ、そこで気が緩んでしまったのが、今回の反省しなければならない所です。ここで満足せず、もっと高いステージで戦い、観ている人を感動させたいと思っています。
中学生はリーグ戦で負け続け、なかなか結果が出ませんでした。オフザピッチでも注意されることが多く、サッカーに取り組む姿勢から学んでいかなければならない状態です。そんな状況で試合をしているので、到底観ている人を感動させるサッカーには及びません。中学生には早く「本気」になって取り組んでもらいたいと思っています。それに気づけば今の中学生なら高校生の先輩を超えることができるポテンシャルがあると感じています。
そのためにはこの冬の過ごし方がとても大切です。新人戦が終わってから「負けて悔しいと思うことは誰でもできる。悔しいと思って行動に移すことが大事。でも、その行動も負けた次の日だけやっても意味がない。それを続けることが1番難しいが、続けられた人間にだけ成功は訪れる。」と選手には伝えました。多くの人が経験したことがあるかもしれませんが、新しいノートを買って授業や勉強にのぞむと、最初は綺麗に書こうと思って綺麗に書いたり、しっかりノートをとるのですが、段々と汚くなって、中途半端で終わってしまうことがあります。それでは意味がないのです。いつも同じことを言いますが、日々の積み重ねこそが大切で、それが人生の大事な時に出てきます。人生の大事な時にできないことに気づいても遅いのです。たいてい私の話はチームのフィロソフィーであるSeize the day!に繋がることになるのですが、春に悔しい思いをしないように、中学生も高校生もこの冬頑張って努力を重ねていってもらいたいと思っています。中高共に今のチームなら函館ラ・サールサッカー部に新たな歴史を作ってくれると信じていますし、その能力もあると思います。
特に高校生は来年の春季大会のシード権も獲得したので、久しぶりの全道大会も見えています。選手達も全道大会出場や、さらにその上のステージを目指して活動しています。そんな選手達の想いに応えるべく、私達も全力で指導にあたり、サポートしていきたいと思います。
最後にお願いなのですが、サッカー部の更なる躍進のため、人工芝のグラウンドの使用料や、春の遠征費など、必要な費用が増えてきます。また、ラ・サールサッカー部の理念や方針に共感してくれ、ラ・サールサッカー部で指導をしたいという人も出てきていますが、働く環境を与えられない状況です。選手達がサッカーに本気で取り組めるような環境を整えるために、支援をしてくれるスポンサーを募集しています。今の良い流れを継続し、魅力のあるサッカー部を作っていくためにも、サッカー部の躍進を応援してくださる個人・企業様がいらっしゃいましたら、ご支援をよろしくお願い致します。